認知科学(cognitive science (-s))[1]
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脚注[]
- ↑ 個別領域が自律的であるなどの理由から、Cognitive Sciences(認知諸科学)という複数形の表現を用いて認知諸科学とする学者もいる。例えば認知科学を、まだその名前も持たない頃から先導してきたジョージ・ミラーは次のように述べている。
意訳:「私に限って言えば、どちらかというと認知諸科学という複数形の言い方を好んで使用している。確かに、人間の心の表象と論理計算という能力について、そして、その能力が脳内のどのような構造と機能によりもたらされているのか、そうした理論の統一を図ろうとする科学的な願望に強く引かれているわけではあるが。」
原文:"For myself, I prefer to speak of the cognitive sciences, in the plural. But the original dream of a unified science that would discover the representational and computational capacities of the human mind and their structural and functional realization in the human brain still has an appeal that I cannot resist."(Miller, 2003)
科学的な願望に引かれながらも敢えて各領域の独自性を主張する点で、ミラーの言葉は先達からのアドバイスのようにもとれる点で興味深い。なお認知科学の各分野に関しては、4節:認知科学を成す分野および2章以降の各章を参照のこと。
参考文献[]
- Miller, G.A.(2003)The Cognitive Revolution: A Historical Perspective, Trends in Cognitive Sciences7(3), pp.141-144